エッサウィラに滞在してかれこれ3か月経ちました。
居心地の良いこの街でのんびり滞在していたらあれよあれよとロックダウン
そして、今日ロックダウン延長3週間が発表されました。
この街のロックダウンのはじまりから終わりまで(終わってないけど)
どのようにロックダウンは行われ、コロナというものが人々にどのような影響を与えたのか書いていきたいと思います。
振り返ると、俺がモロッコに入った時はコロナという疫病は”アジアで流行っている病気”というのがモロッコ人たちの認識
自転車で走る俺を指さして
「コロナ!コロナ!」と叫ぶ若者を毎日どこかしらの村で見る日々が続いていました。
今思うとその時はまだコロナを茶化すことができる状況でした
事態が変わってきたのは3月上旬あたり
イタリアでコロナが流行り始め、スペインなどのアフリカへの玄関口となる国で急速に感染者が増えました。
この時期になるとモロッコでも対岸の火事とはいかず、”アジアで流行っている病気”から”身近な病気”に認識は変わっていった気がします。
ですが、まだエッサウィラには観光客が多く滞在していて
イタリアからきた旅行者は
「俺はコロナ持ってないからな!ハハハ!」と笑いながら会話していました。
そこから状況が転じて
3月14日に突然のスペインとの国境封鎖
3月15日には国際線の発着が行われなくなるとのアナウンス
そして、3月16日のロックダウン発表
ホステルに滞在している外国人観光客はモロッコを出られるか、出られないかの緊急事態に
それでもほとんどの観光客は無事モロッコを出国して各々の国に帰っていきました。
エッサウィラに残っている外国人観光客はごく一部
大きな街ではないので、残っている外国人は街を歩いていると否が応でも目立ちます。
ただ、そこはエッサウィラ!街の人たちは優しく接してくれてます。
さて、外国人が消えてロックダウンしたエッサウィラ
まず営業が禁止されたのはハマム(公衆浴場)レストラン、カフェ、ジムなどのスポーツ施設
万国共通ですが、日用品を扱うお店以外は基本的に営業しなくなり、外出許可時間も原則18時まで
直近のお店に日用品を買いに行く以外の外出は許可証の携帯が必須になりました。
ここでモロッコの都市について簡単に説明します。
モロッコ中規模以上の都市ではメディナと呼ばれる旧市街と新市街にわかれています。
メディナは都市によりますが、建物が密集していて城壁に囲まれているスタイルが多いです。
今俺がいるのはメディナ(旧市街)内
こんな風景
エッサウィラのメディナも城壁に囲まれています。
ストレスかみんな普通に外に出てましたね。
というよりそこはモロッコ人!
日本でも非常事態宣言下での外出者の問題などがあげられていますが、それはどこの国でも同じ
日本でのラマダンのイメージは厳粛な宗教行事といった感じですが
イスラム文化少なくとも、モロッコでは大変な行事といったよりも日本でいうお盆感覚で結構みんな楽しそうにやっているんですよね。
昼に寝て、夜に友達や家族と集まって食事をしたりして宗教儀式でありながら楽しみながら行っている人が意外に多いです。
そんな慣習なので、ラマダンが始まれば3密も何もないわけです。
ラマダンは次の新月まで続きます。
居心地の良いこの街でのんびり滞在していたらあれよあれよとロックダウン
そして、今日ロックダウン延長3週間が発表されました。
この街のロックダウンのはじまりから終わりまで(終わってないけど)
どのようにロックダウンは行われ、コロナというものが人々にどのような影響を与えたのか書いていきたいと思います。
振り返ると、俺がモロッコに入った時はコロナという疫病は”アジアで流行っている病気”というのがモロッコ人たちの認識
自転車で走る俺を指さして
「コロナ!コロナ!」と叫ぶ若者を毎日どこかしらの村で見る日々が続いていました。
今思うとその時はまだコロナを茶化すことができる状況でした
事態が変わってきたのは3月上旬あたり
イタリアでコロナが流行り始め、スペインなどのアフリカへの玄関口となる国で急速に感染者が増えました。
この時期になるとモロッコでも対岸の火事とはいかず、”アジアで流行っている病気”から”身近な病気”に認識は変わっていった気がします。
ですが、まだエッサウィラには観光客が多く滞在していて
イタリアからきた旅行者は
「俺はコロナ持ってないからな!ハハハ!」と笑いながら会話していました。
そこから状況が転じて
3月14日に突然のスペインとの国境封鎖
3月15日には国際線の発着が行われなくなるとのアナウンス
そして、3月16日のロックダウン発表
ホステルに滞在している外国人観光客はモロッコを出られるか、出られないかの緊急事態に
それでもほとんどの観光客は無事モロッコを出国して各々の国に帰っていきました。
(日本も大使館の支援の下帰国希望者は帰国することができました。現在も頻度はかなり少ないですがヨーロッパ経由で日本へ帰ることが出来る飛行機があります)
エッサウィラに残っている外国人観光客はごく一部
大きな街ではないので、残っている外国人は街を歩いていると否が応でも目立ちます。
ただ、そこはエッサウィラ!街の人たちは優しく接してくれてます。
さて、外国人が消えてロックダウンしたエッサウィラ
まず営業が禁止されたのはハマム(公衆浴場)レストラン、カフェ、ジムなどのスポーツ施設
万国共通ですが、日用品を扱うお店以外は基本的に営業しなくなり、外出許可時間も原則18時まで
直近のお店に日用品を買いに行く以外の外出は許可証の携帯が必須になりました。
ここでモロッコの都市について簡単に説明します。
モロッコ中規模以上の都市ではメディナと呼ばれる旧市街と新市街にわかれています。
メディナは都市によりますが、建物が密集していて城壁に囲まれているスタイルが多いです。
今俺がいるのはメディナ(旧市街)内
こんな風景
エッサウィラのメディナも城壁に囲まれています。
メディナ内には商店や小さなマーケットはあるのですが、大きなマーケットや外資系スーパーマーケットは全てメディナ外の新市街にあります。
外に出る門は決まっていて、各門には警察が許可証の確認を行っています。
コロナ以上に注意すべきはこの警察!
外出を抑えるようにと言われた警察はひたすら逮捕、逮捕
外出者はとにかく逮捕!
そんな感じで、一時期は”本日の国内コロナ感染者数120人””本日の逮捕者数2400人”
なんてニュースが毎日のように入ってきました
緊急事態はわかるけど逮捕しすぎでしょ…
そんなこんなで国内の勝手がわからない外国人の俺たちはモロッコ人たちに倣えで行動し
メディナの外へ買い物に行くときは、学校帰りに先生の目を気にしながら買い食いをする中学生の如く抜き足差し足で外出
小さな門には何故か検問の警察がいない
抜け道を作ってくれるモロッコ警察の優しさかな?
こんな状態が初めは続き、緊張感がピークになったのはエッサウィラで感染者が報告されたあたり
コロナ騒動前の街
ロックダウン後の街
さすがにみんなナーバス気味でしたが、エッサウィラでは幸い感染者が増えることはなく
無事封じ込められ、感染者0の状態が続き次第にみんなの緊張感も緩んできました。
コロナ以上に注意すべきはこの警察!
外出を抑えるようにと言われた警察はひたすら逮捕、逮捕
外出者はとにかく逮捕!
そんな感じで、一時期は”本日の国内コロナ感染者数120人””本日の逮捕者数2400人”
なんてニュースが毎日のように入ってきました
緊急事態はわかるけど逮捕しすぎでしょ…
そんなこんなで国内の勝手がわからない外国人の俺たちはモロッコ人たちに倣えで行動し
メディナの外へ買い物に行くときは、学校帰りに先生の目を気にしながら買い食いをする中学生の如く抜き足差し足で外出
小さな門には何故か検問の警察がいない
抜け道を作ってくれるモロッコ警察の優しさかな?
こんな状態が初めは続き、緊張感がピークになったのはエッサウィラで感染者が報告されたあたり
コロナ騒動前の街
ロックダウン後の街
さすがにみんなナーバス気味でしたが、エッサウィラでは幸い感染者が増えることはなく
無事封じ込められ、感染者0の状態が続き次第にみんなの緊張感も緩んできました。
ストレスかみんな普通に外に出てましたね。
というよりそこはモロッコ人!
ロックダウン直後も裏路地で集まって
モロッコ人A「ロックダウンいやだねー。いつまで続くのかなー」
モロッコ人B「コロナは怖いからね!うかつに出かけられないよ!」
モロッコ人C「そうそう!気をつけないとね!まずは手洗いうがいだね!あと人が密集する場所にはいかないようにね!」
モロッコ人D「家に引きこもってるのが1番安全だよ!ほらそこの外国人!危ないから用事が終わったらホステルに籠ってないと!」
なんてグループがそこら中に
この街感染者いなかったら良かったけど…
モロッコ人A「ロックダウンいやだねー。いつまで続くのかなー」
モロッコ人B「コロナは怖いからね!うかつに出かけられないよ!」
モロッコ人C「そうそう!気をつけないとね!まずは手洗いうがいだね!あと人が密集する場所にはいかないようにね!」
モロッコ人D「家に引きこもってるのが1番安全だよ!ほらそこの外国人!危ないから用事が終わったらホステルに籠ってないと!」
なんてグループがそこら中に
この街感染者いなかったら良かったけど…
日本でも非常事態宣言下での外出者の問題などがあげられていますが、それはどこの国でも同じ
閉じ込められるのがみんな嫌なんでしょう
どうにかして社会やコミュニティと繋がりを保ちます。
エッサウィラでの緊張感が薄くなりはじめて人々が(飲食店やハマムなどを除く)店の営業を徐々に再開して街に人通りが目立ち始めたのは4月下旬
そう!ラマダン(断食)が始まったあたりから
どうにかして社会やコミュニティと繋がりを保ちます。
エッサウィラでの緊張感が薄くなりはじめて人々が(飲食店やハマムなどを除く)店の営業を徐々に再開して街に人通りが目立ち始めたのは4月下旬
そう!ラマダン(断食)が始まったあたりから
日本でのラマダンのイメージは厳粛な宗教行事といった感じですが
イスラム文化少なくとも、モロッコでは大変な行事といったよりも日本でいうお盆感覚で結構みんな楽しそうにやっているんですよね。
昼に寝て、夜に友達や家族と集まって食事をしたりして宗教儀式でありながら楽しみながら行っている人が意外に多いです。
そんな慣習なので、ラマダンが始まれば3密も何もないわけです。
ラマダンは次の新月まで続きます。
ラマダン終了後も大きな祭日があるのでイスラム文化圏では引き続き感染拡大が懸念されていますね。
というわけで、このタイミングでのロックダウン延長3週間
感染者0のエッサウィラで安全に過ごしている外国人の身としてはこの延長は安心ですが
地元の人たちは政府の支援があるとはいえ、経済的に困窮してきているのも事実
街には以前は見なかった物乞いも増えてきました。
ロックダウン解除よりもいち早くコロナが終息の道へ進んでいくことを祈るばかりです。
というわけで、このタイミングでのロックダウン延長3週間
感染者0のエッサウィラで安全に過ごしている外国人の身としてはこの延長は安心ですが
地元の人たちは政府の支援があるとはいえ、経済的に困窮してきているのも事実
街には以前は見なかった物乞いも増えてきました。
ロックダウン解除よりもいち早くコロナが終息の道へ進んでいくことを祈るばかりです。
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