住民票を抜く

長期間海外に滞在する人が必ずやることの一つが
区役所で転出届を出す(住民票を抜く)
転出届は出発の2週間前から転出可能で、どこの国に転出するかだけ聞かれます。
複数の国に行く人は最初の国を書いておけばOK(住民税の事を考えると最終国の方が無難かも)
住所など詳しいことは聞かれません。
実際に住民票を抜くとどんなことがあるのか
1.国民健康保険から外れる
2.国民年金の被保険者資格が喪失
3.翌年度の住民税に影響
4.給付金がもらえない
5.銀行・証券会社の口座問題
6.住民票発行ができない
2.国民年金の被保険者資格が喪失
3.翌年度の住民税に影響
4.給付金がもらえない
5.銀行・証券会社の口座問題
6.住民票発行ができない
1.国民健康保険から外れる
言葉の通り保険資格を失います。月の保険料支払いなし!病院に行ったら10割負担!
海外にいる間は日本の病院にかかることはないので問題ありません。
海外での怪我・病気は海外保険を使いましょう。
2.国民年金の被保険者資格が喪失
これも言葉通りです。月々の国民年金の支払いがなくなります。
将来的にもらえる金額が変わるので、海外に行くけれど収めたいという人は諸条件を満たせば任意加入も可能。
3.翌年度の住民税へに影響
住民税の支払いって1年遅れてやってきます。住民票を抜いたところで今年の支払いはなくなりません。
しかし、今年度収入がある人は住民票を抜かないと翌年の住民税に影響が出ます。
基準となるのは1月1日に住民票があるかどうかで課税が決定。
細かな基準は次項目にて
4.給付金がもらえない
給付金なんてそうそう配られるものじゃないので関係ないでしょ!
とコロナ給付金が配られるまで思っていました。
5.銀行・証券口座問題
銀行口座・証券口座ともに日本国内居住者しか持てない規約になっています。
(証券口座は不確定ですが、銀行口座は手続きをすれば非居住者も使用可能)
しかし、どちらの口座も問題なく外国で使用している人がほとんど。
厳密にはダメという話。
6.住民票が発行できない
住民票抜いたので当たり前の話ですね。
注意点は日本出発前の手続きの順番。
よく聞く話は
「よし!海外に行くから住民票を抜くぞ!」
「住民票抜いたから、次にやることは・・・」
「おっ!免許の期限切そうだから更新しておくか!」
【住民票必須】
このように順番を間違えると面倒くさいことになるので、住民票は準備の最後に抜いたほうがいいです。
ちなみに、住民票を抜くとマイナンバーカードも失効扱いになるので使えなくなります。
住民税は?
住民税はその年に稼いだ額によりますがかなり大きいです。住民票を抜かずに出国すると1年間公共サービスを受けないのに1年分の金額を払うことになるので…
先の説明の通り住民税の納付は
基準日である1月1日に住民票がある市区町村に昨年度の所得金額に応じて対して行います。
更に1年以上国内に居住していないことが条件となります。
つまり、住民税払いたくないから基準日の1月1日前に住民票抜いて年末から1週間ほど海外旅行をしても課税対象にないります。
じゃあ、1年ピッタリ超えて帰ってくればいいのか!
というわけでもないのがこの面倒くさい住民税の問題。
こんな例があります。
外国船に雇われてマグロの遠洋漁業をしていた漁師が住民税を課税されました。
職場も住所も船の上(日本国外)そこで1年以上生活していたのだから非居住者であって、課税は不当だ!として裁判に発展。
国内の持ち家に家族が住んでいてそこが生活の拠点となっていること。国民健康保険料を払っていること。海の上は居住地として認めない等の理由で住民税課税は正当であると判決が下りました。
1年以上日本にいなくても場合によっては課税するよ!って話
他の例だと、旅をしながら日本国内の仕事をオンラインで請け負っていて定期的に日本に帰ってきているケース。
これも1年以上住民票を抜いていても課税対象になりえると役所から聞きました。
日本人向けにYouTube配信で収益を上げながら自転車旅スタート
途中何度か日本の実家に荷物を取りに帰ったら1年以上住民票抜いていても課税されるのかな。
課税対象に確実にならないのはその国に生活の拠点があるかどうか。
・日本国内に住居の拠点がなく、外国に住所がある。
・日本国内の仕事でなく外国で仕事がある。
旅をするうえで不安な場合はワーホリビザを取って行くのもいいかもしれないです。
(ヨーロッパ内ならシェンゲン協定による滞在日数の縛りからも逃れられるので)
ワーホリビザなら実際に働かなくても取得可能です。
心配しすぎてもしょうがないです!!
基本的には1月1日に住民票が抜けていて1年以上国外にいれば課税対象者から外れます。
その他例外もあるから稼ぎまくっている人は気を付けてくださいね。という話。
他の旅人から聞いた話でも市区町村によって厳しさは異なるから何とも言えないんですけどね。
1月1日に住民票を抜けていれば1年以内に帰ってきても課税されなかった例
1月1日に住民票を抜いていたけれど360日で帰ってきて課税された例
結構キッチリ決まっているようで意外と曖昧な部分があるのが住民税の話。
スマホSIMフリー化
国外でスマホを使用するためには自分のスマホがキャリアによってSIMロックされているかチェックします。(今後はキャリアによるスマホのSIMロックが原則禁止となるので、この面倒くさい作業はなくなると思います。)
基本的には次の3パターン
・Appleストアなどで買ったSIMフリーのスマホ
→そのまま持って行ってOK
・キャリアスマホでSIMロックがかかっている
→設定・もしくはキャリアの店舗でSIMロック解除
・iPhone6等世代が古くSIMフリー化出来ないキャリアスマホ
→海外用のSIMフリースマホを別に購入
→そのまま持って行ってOK
・キャリアスマホでSIMロックがかかっている
→設定・もしくはキャリアの店舗でSIMロック解除
・iPhone6等世代が古くSIMフリー化出来ないキャリアスマホ
→海外用のSIMフリースマホを別に購入
スマホはSIMロックして初めて海外でSIMが挿入できるようになります。
(Wi-fiで乗り切る人はやらなくてもOK)
後は現地のケータイショップに行ってスマホを丸投げすれば設定してくれます。
銀行口座・お金関連
銀行口座やクレジットカードの暗証番号がわからなくなることはなくても、オンライン口座のパスワードがわからなくなったり、複数回パスワードを間違えてロックされることはあり得ます。
そのような状態になって銀行口座が使えなくなった場合は、
口座やサービス内容によって異なりますが、パスワードリセットのためのセキュリティコードは登録されている携帯番号にSMSで送られてくるケースが多いです。
つまり、パスワードリセットのためにセキュリティコードが必要……けど、日本の電話番号がないから銀行口座が使えないというケースもあり得るわけです。
対策としては、電話番号に関しては用意することは難しいので
・ケータイを止める前にオンライン口座取引が全て行える状態になっているか必ず確認する。
(初めての口座使用時に電話番号を使った確認が行われるケースが多い)
・使用する可能性があるパスワードは全て自分にしかわからない形でノートにメモしておく
(パスワードがわからなくなる事態を絶対防ぐ)
・口座の登録メールアドレスが全て国外からでもアクセスできるものになっているか確認する。
(国内キャリアメールアドレスで登録していないか確認)
最悪国外から電話して事情を説明すればどうにかなるかと思いますが、
そもそも非居住者で口座を使用している場合は別の問題が生じそうですし…
国外でお金が無くなっても困ることはあまりありませんが、
「カードの紛失」と「口座が使えなくなる」は身動き取れなくなるので他の準備以上に念入りに確認した方がいいです。
※クレジットカード紛失時の手順もノートや手帳にメモしておくといいと思います。
その他
私がやった手続きは以上。私が疑問に思っていて結局何もしなかった心配事の一つ
新品のカメラや電化製品が道中故障した場合
保険会社の携行品補償なのかな?メーカーの保証つかうのかな?
メーカー保証だと日本まで送らなきゃいけないし……めんどくさいなー。
旅をするにも書類や事務手続きは盛りだくさん。
ここら辺の手続きはいろんな旅人が情報を上げているので、私が経験した手続きだけ簡単にまとめました。


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